事務職員アンケート結果 ◆仮説,◇検証
アンケート実施時期 依頼日   平成22年11月12日
回答期日 平成22年12月9日
アンケート対象 宮城県内市町村立小中学校 事務職員(77名)
回収率
回答 60 77.9%
未回答 17 22.1%
学校種別
小学校 28 46.7%
中学校 32 53.3%
職名
主事 20 33.3%
主査 12 20.0%
事務長 13 21.7%
主幹兼事務長 15 25.0%
1-1 校内予算編成をする際に次のどれを参考にしていますか (複数回答可)
学習指導要領 12 7.5%
教科書 8 5.0%
指導書 0 0.0%
年間指導計画 30 18.6%
週案 0 0.0%
前年度決算 56 34.8%
予算要求書 44 27.3%
その他 11 6.8%
・教職員の意見や学校運営。
・学校経営方針。
・購入希望を出してもらい、それに基づいて予算委員会を開きました。
 教員の中には、事務担当者よりも学習指導要領を知らない人がいます。
 「学習指導要領の改訂にあたり,必要な物を報告してください」と言ってもほとんど出てきません。
・先生方の意見。
・学校予算及び学校集金での対応を協議する。
・予算編成の相談,検討,打合せ,会議…。
・職員からの希望。
・その年度に重点的に揃える物があれば、そちらを計画に入れる。
・配分せず。
・校長・教頭・教務主任等の意見及び備品・消耗品の整備状況を参考にしている。
◆予算要求,前年度決算が多いだろう。
 ・予算要求書 27.3%
 ・前年度決算 34.8%
 ・学習指導要領  7.5%
 ・年間指導計画 18.6%
◇年間指導計画や学習指導要領を参考にしている事務職員もいる。
1-2 教育課程の実施に向けてどのような工夫をされていますか(1)
・予算を提示し各学年・各教科にお任せで納品書で処理する。
 予算の残額 はその都度提示する。(2)
・各学年に管理費、振興費の予算を割り当てて納品書は事務職員に教科毎にもある程度割り振る年度によって支出額にばらつきが出ることもあるので調整する。
・年度初めの職員会議で教科ごとの予算を提示し,購入するものは教科主任にお任せ。
・予算要求等に基づいて予算編成することに加えて,年度毎に重点配分事項を確認のうえ編成している。
・各学年或いは担当者に予算枠を示して執行。
・配当予算が少ないため,特に工夫はしていない。
・年間指導計画から必要なものを洗い出し,前年度実績額等を勘案し予算を算出している。
・傾聴の技法を土台とした、予算や物品購入の相談をしやすい雰囲気作り。
 本校は小規模校だが、その分大規模校以上の負担が一人一人にのしかかる。そのような中で下記例のような、記載させる、累積させるといった、小さな負担すら増にしたくない。
 そのような面は、私たちが事前に察知して、通りやすい道を作るべきである。
・特に今まで、教育課程等あまり意識したことがなく、反省してます。
 教員間とコミュニケーションをできる限りとるようにし、その都度相談してもらう形で対処している状況です。
・予算要求の際に必要なものを書きだしてもらっている。
・毎月の職員会議で予算残額を提示し、その都度必要なものがあれば申し出てもらっている。
・総合学習のみ予算を提示し各学年にお任せで納品書で処理する。
 他の教科は必要な都度購入。
・予算を提示し、各学年にお任せで納品書で処理する。
・年間予算額について各教科主任にお任せしている。
・教育委員会から必要な教材備品の調査があり購入されたものがあります。
・特に行っていない。各教科担当から必要性のある者を訴えられた際に購入等の措置を行っている。
・すべての教科、行事等の計画を立てるときには、必ず「予算」の項目を作ってもらい、明記する。
 「予算」に無理がないか,事務職員も計画書をチェックしアドバイスする。
・項目別の予算書は作っていて提示している。
 ただ、あまり読まれてはいない.日頃から、学習指導要領(解説)は読むようにしているし、教頭先生と教育課程や評価について話しをするようにしているので参考にさせていただいているが、結局教員側が積極的でないので効果はない。
 教員の中は「忙しい」と言えば何でも許されると思っている人が結構いる。
 忙しいからやりたくないといって、学習指導要領に書かれていることを故意に無視している人もいる.まずは教員の意識を変えなければと思う。
・職員会議等で全体の予算と執行状況を提示し,教科・領域ごとの枠は設定せず,都度必要な物品を購入している。
備品については,前年度に要求した物しか購入できないため,選定には十分な時間をかけている。
1-2 教育課程の実施に向けてどのような工夫をされていますか(2)
・実際に職務に携わっている先生方から意見を聴取しながら学校運営全体を考慮して学校の必要な予算を計上している。
・先生方に任せてしまっている。
・予算要求時に軽くヒアリングを行うのみ。
・各学年に予算を提示し、納品書と請求書で処理する。 
・転任したばかりということもあり、年間を通しての見通しは持ててていません。
 勉強不足もあると思うのですが、どの学校に行っても、一年目は前任者をまねることしかできません。
・教育計画中の各行事実施計画書の中に経費の欄があり、必要な予算や物品等が記載されている。
 学校行事等は、予算を提示し各学年・各主任にお任せで納品書で処理する。
 常日頃、物品や施設等で予算に関係するものは、備忘録にメモし、次年度の予算要求や校内予算編成に役立てている。
・予算削減をされているため、必ず購入できるかわからないが必要なもの不足しているものについては、その都度知らせてもらっている。(次年度予算や補正予算で要求)
・予算要求書の資料を基に教科主任の意見を聞きながら修正していく。
 教育課程の変更点については、チェックしておく。
・備品費その他の希望を取る。なかなか提出しない。
・各教科担任に教育課程の実施に伴い新たに必要になる教科備品等を提出してもらい予算に反映するようにしている。(音楽科の和楽器等)
・必要なものをいってもらい買って渡す。
・教育計画の冊子中,事務部編に学校財務に係る資料(各教科,各行事等におけるひと・もの・かね)を入れ教職員の目に触れるようにしている。
・必要物があれば,購入で対応する物や代替品で対応する物等の相談に応じるようにしている。
・要望は全員から聞き、できるだけ応えられるように全職員に説明して節約などの協力を要請する。
・予算を提示し各学年・各教科にお任せで納品書で処理する。
 予算の残額 は学期末あたりに提示する。
・教育課程実施のため予算要求があり,前年度決算等を参考に予算の配当や見直しを行い,予算を執行した最終が年度決算になっているのが実態。
 職員の要求をより多く吸い上げられればと考えている。
・年度当初職員会議において,各教科・担当等へ予算を配当し毎月の職員会議で残額を示すことにより,各教科で必要なものを検討してもらっている。
 単元等で必要なものがある場合は相談してもらい物品の購入にアドバイス等をすることにより教育課程の実施に向けて協力している。
・実施の前年度の予算要求の際に、年間指導計画上で必要な物品を計上してもらい、配当された予算を教科に配当している。
・限られた予算配当であるため、先生方が要望するすべてに対応することが出来ない現状です。その都度先生方話しをしながら,出来る範囲で行っています。
・毎年4月の職員会議で各学年、各教科、各行事に予算を割り振り自由に処理してもらっている。その後、10月の職員会議で中間報告を行い、もう一度予算の再割り振りをしている。
 どうしても年間で足りなくなりそうな場合は教育委員会より補正予算の申請の通知があった時に申請している。
2-1 校内で公費・私費の負担区分が規定されていますか
規定されている 16 27.1%
地区事務研で作ったものを参考 4 6.8%
規定されていないし,必要性を感じない 11 18.6%
その他 28 47.5%
・大まかな区分が不文律のようにある。
・規定化に向けて努力していきたい。
・前年度実績による。概ね妥当と考える。
・規定されていません。(2)
・規定されていないが、できるだけ公費負担に。
・完全に線引きをしているわけではない。
・規定が無いので作成を進めている。
・明確ではないが、教育計画の学校徴収金の取り扱いで一部定義がされている。
・実態に合わせて判断されれば良いと思う。
・規定されていない。今後、規定を作っていくべきと考える。
・保護者の負担軽減を考慮するよう校長から指示を受けている。
・特に指定をしていないが,年度当初に副教材を選定する際に公費・私費等の区分をしている。
・規定されていないが、必要性は感じる。(12)
・規定されていませんが,校内で明確に決まっているといいですね。
・特に書面では規定されたものはないが、執行段階で区別している。
・学事課から出された物を参考にしています。
・規定はされていないが,年度当初に購入すべき予算(学級費,教材費等)が決められており,それに従って区分している。
・規定されていませんが、必要性を感じます。同じ内容でも、学年によって町費の場合と、私費の場合(事務に相談なく)があり不公平だと感じています。ただ、改善の取り組みはしていません。
◆公費・私費の負担区分は増えていないだろう。
 ・規定されている 27.1%
◇規定しているところは多くはなかったが,必要性を感じている意見も多かった。負担区分の内容についても今後調査をしていきたい。
2-2 私費負担軽減に向けて,どんな取り組みをしていますか(1)
・出来るだけ公費で執行したいが、配当予算が少なくて私費を軽減するのは難しい。
 本当に私費負担軽減を考えているならば、公費の配当を増やさなければ行けないと思う。
・公費で賄える部分は教員と相談し,公費負担を極力しています。
・なるべく公費を効率的に使うようにしている。
・町費は年々減らされる一方のため、取り組めない。
・来年度より学年費(学校徴収金)を段階的に減らす方向で検討しているが,減額分を学校配当予算の紙代等の節約で捻出できるか検討中です。
・配当予算が少ないため,具体的な取り組みはできていない。
・より直接的に児童に還元される教材等を除き公費負担としている。かなり私費負担を軽減できているかと考える。
・予算を計上し、そこから支出するのではなく、特に教材費に関して、必要物品を前年度末までに固め、次年度購入する。
そのため、年度により、徴収金に差が出るが、残額が生じることはない。
・現在校は一年目なので会計簿・予算書等の分析を行っている。
・副教材の見直し。
・購入する物品の精選、業者から毎年見積もりを取る等。教員が「前年度並み」とか「前年度と同様」という内容で、正確な単価を出してこない項目は受け付けない。
 市費負担の増額要求で廃止できた項目もあり。
・市費予算増の要求を行っている。市費の執行において,まとめ買いを行ったり,価格の低い業者等を探すなどして,できるだけ多く市費で購入できるようにしている。
・公費で購入できる物は、公費で支払うようにしている。
・消耗品費を節約するために、コピーの取り方について、両面コピーやページ集約などの協力を呼びかけている。
・コピー用紙の節約。
 両面コピー。
 会議資料等は縮小しA4に2ページ入れる。
 学校評価等の報告はPC入力。
 節電・節水の呼びかけ。
 消耗品のまとめ発注。
・各学年で予算計上するときに十分検討し管理職の決裁を受ける。
・日頃の公費予算節約。
・たくさんあった通帳をできる限り減らすため,性質が同じ物は1つにしたり、余計なものは解約するなどしている。
・教育委員会には私費負担項目、金額及び現状を示し、ヒアリングの際にお願いしています。
・公費で負担できるものは予算要求時に計上したり、その都度教育委員会に相談をする。
・今までの学校では,徴収金の見直しを行ってきたが,七ヶ浜町は消費の縛りがきつく,どうしても現金が必要なことがあり、結局出来なかった。
・支出伺書のチェックにより支出目的を透明化し,私費負担にそぐわない物品については次年度から集金項目に計上しないこととしている。
・経費節減に努める。また,先生方が直接使用する物品は公費で購入するようにしている。
2-2 私費負担軽減に向けて,どんな取り組みをしていますか(2)
・町費は年々減らされる一方のため、取り組めない。
・気がついたときに町費で購入できるものについては声がけを行っている。
・集金額が前年度よりもできるだけ少なくなるよう担当者へ働きかけているが、取り組みは足りないと思う。
・打合せ等の時に、学校全体で使える物を中心に、町費の購入希望を聞いています。
 先生方は、お願いすることを面倒くさいと感じる(自分で何とかしようとする?)のか、こちらから積極的に働きかけないと、なかなか希望を伝えてもらえません。
・教材選定の時に過重な負担とならないよう配慮している。もっと深く取り組む場合には、以下の点について把握し取り組む必要がある。
 私費負担している項目のリストアップ。
 その中で公費負担すべきものがあるかどうか。
 また、予算の都合上、公費負担できないものがあるかどうか、など。
・来年度の予算編成では、徴収金で負担しているものを計上した。(要求しても予算に反映されるかによって来年度の私費負担軽減につながらない場合もあるが、・・・)
・予算要求時に私費負担している分を盛り込み提出している。
・次年度の教材選定の際に,保護者への負担軽減について,管理職から話してもらう。
・予算があるうちは、公費での支払いを考えている。
・学校徴収金の内訳を決定する際に特に教科の実習費に関しては公費で支出できるものはないか検討している。
・見積もりを取り安いほうから購入する。
・個人で使うもの以外はなるべく公費でと考えますが、現金でなく請求書でというのがなかなか理解してもらえなかったりします。
 債権者登録すれば可能な店は、そのようにして対応しています。
・カタログを見比べて安い商品を購入するように話す。
・就学援助費支給額を超えることがないよう,校内で徴収額の上限を設けている。
・自分が分かる範囲で、軽減できると思われる部分はその都度はなしをしている。が、色々な視点があるので難しい部分もある。
・不要な集金がないように計画書に教務、教頭も目をとおし確認印を押す。
・校内予算委員会を設置し,私費内容を検討する。
・具体的な取り組みとしては公費の予算要求ぐらいしかないのか思われます。
・副教材等の選定をする際に数社から見積り(電話等で確認)をとり,安価なものを選ぶようにしている。
・学校予算委員会で教材の選定を行い、負担軽減を考えている。
 また、町主催行事への参加費等で保護者集金の中から支出しているものについては、参加費等の免除や、補助金対応にしてもらえるように町教委に働きかけている。
・公費と私費の負担区分を先生方へ提示(年度始め)して校費で購入できる物を私費で購入しないよう呼びかけています。
・昨年度の公費の執行状況を確認し、今年度はどのくらい必要となるかを把握する。
 その上で予算とにらめっこをしながらなるべく私費ではなく公費で購入するようにしている。
3-1 学校行事の予算配分時期はいつですか
年度当初 32 54.2%
行事開始前 17 28.8%
配分なし 8 13.6%
その他 2 3.4%
・前年度の実績等を勘案して執行している
・配分は決めているが、必要な分を相談してもらっている感じです
・次年度は、全予算について年度当初に示すよう準備していきたい。
◆経験上,年度当初,行事開始前が多いだろう。また,配分しないケースも多いだろう。
 ・年度当初 54.2%
◇市町村により教材備品の教材基準や限度額に違いがあり分析しにくい。
3-2 学校行事の実施に向けて,どのような予算編成の工夫をされていますか(1)
・上記にも書いたとおり予算が少ないので、工夫するところまで行かない。
 入学式・卒業式も生花(式花)の一部公費負担と言うことで、全部まかなえていないのが現実。
 学習発表会も一つの学年あたり1,000円程度の配当しかできないので、子どもが家からある物は持ってこさせたり、学年費で購入してもらったりしている。
・工夫はありませんが,先生方とコミュニケーションをとって,予算内でよりよいものを購入しています。
・なるべく係の要望に応えるようにしている。
・各学年,前年度実績に基づいて,行事ごとに事務より配当金額を提示している。
 なお 各学年均一額になります。
・予算の必要性を再検討するとともに、市への予算要求を行う。
・学校行事の予算について、特に別予算がついているわけではありません。
 運動会の賞品以外は他の消耗品と一緒に配当されているので、その中から支出しています。
・教育計画から必要なものを洗い出し,前年度実績額等を勘案し予算を算出している。
・教員側の意見を細かいところまでくみ上げられるようにしている。
・今年度は前年度踏襲で定額配分としているが次年度以降は行事の運営状態に合わせて行きたい。
・昨年度の行事の反省の声を参考に。
 特に学校行事は、子どもたち先生方の意向をできるだけ尊重できるように、予算面で極力希望に添えるようにしたいと思っている。
・行事の予算は少額だが、金額をほぼ固定している。その中で最低限必要な物だけを購入する。
 また、市内の小中学校間で貸し借りできるものを融通し合い、半額ずつ負担することもある。
・配当された行事用消耗品の中で予算編成をしている。
 主に運動会・学芸会であるが、各学年の取り組みに応じて、臨機応変に対応している。
・生徒会予算・PTA予算との調整。
 在庫で使えるものはないか。
 各学年で共通するものはまとめて発注。
・町から配当された予算を職員会議で説明する。
・必要性に応じて相談していただき,購入。
・学年毎に予算を振り分け、その中で購入計画を立ててもらう。
 しかし購入物品の内容については,適切かどうか購入前にチェックするようにしている。
・行事ごとの予算を教育計画に明記して、職員会議でも話しているが.平気でオーバーする学年がある。
 不平等になるので、予算を超えたものは受け付けないが、事務が批判される。
 事前の相談をするとか,予算が足りないので増額して欲しいとの要求もせずに,勝手にそんなことばかりするので疲れるが,教頭先生がきちんと話しをしてくれるので助かっている。
・実施計画に基づき配分。
・当初年間予算額をもとに学年均一になるように均等一律に予算を編成している。
・前年を参考に行っている。
3-2 学校行事の実施に向けて,どのような予算編成の工夫をされていますか(2)
・係(担当者),職員からの要望。
・運動会と書き初めの賞品については町費で予算要求している。
 学習発表会については1クラス(1学年と同義)3,000円の範囲の消耗品費で工夫してやってもらっている。
・事前に行事に必要となる物品を把握するようにしている。                           
 終了後、行事反省などにも目を通し次年度に生かす。
・先生方の希望を聞き、できるだけ取り入れるようにしています。
 先生方は必要な物を直前に思いつくことが多いので、当該年度は間に合わない場合もあります。
 その行事の時しか使わない物でも、次年度に向けて購入して保管しておきます。
・各学年で内容がばらばらなので、学年で一律に配当している。
・現在校1年目であり、行事等の様子を把握しかねているので昨年の支出参考としている状態です。
・前年度使用した物品・予算をピックアップし,それぞれ担当と必要物品を確認している。
・各学年ごと。不足分は後で考える。
・ここ数年の実績を基に編成しているが、新たに実施する内容や簡略化する場合など担当の教員に事前にヒアリングしている。
・だいたい使うものが決まっているので、そのようなものはあらかじめ補充しておく等心がけてはいますが、抜けているところが結構あります。
 「ハイ、ありますよ」と言える時はうれしいですね。
・校内にある物品を把握し無駄に購入しないように指導する。
・徴収金に頼る傾向があるので,公費支出を優先するように働きかけている。
・学年単位で金額を割り振り,共通使用を別枠とする。
・ほぼ、前年どおりとしている。
・例年計画が変わるので計画の決定する職員会議後に必要な物品を再確認する。(小中の調整が必要なため学校全体の計画が検討後に変わっていく学校です)
・年度当初に,各行事の予算配当をするが,執行の際に再配当が必要な場合もあり確認,検討して柔軟に対応できるようにしている。
・事務職員が必要物品の希望を取りまとめて一括注文することで経費が削減できている。
・年度当初の配当は,前年度を参考にして行っています。
 行事の詳しい内容等(必要物品)は,行事前にならないと分からない部分もあるため、その都度協議して対応しています。
・行事が行われる前に今年度はその行事でどのようなことを行う予定か、そのためにはどのような物が必要になるかを聴取し、早めに予算計画をたてるようにしている。
4-1  教材備品購入費の予算配当はありますか
配当はある 49 81.7%
配当はない 11 18.3%
◆配当はあるかもしれないが,スケールメリットを考えて,地教委で予算執行するケースも多いのではないか。
 ・配当はある 80.0%
 ・配当はない 18.3%
◇予算の効率執行をはかる市町村では,一括執行のため学校に配当しない。
4-2 備品購入計画の際にはどのような工夫をされていますか(1)
・破損や老朽化を重視し,必要性のない物を購入しないように確認しながら計画している。
・配当予算の範囲内でなるべく要望に応えるようにしている。
・先生方に希望をとり在庫等を確認しつつ必要な物から購入するようにしています。
・自分が担当している教科や校務分掌に関係なく,備品について気がついたことを全職員に書いてもらう。
・年度毎に傾斜配分教科(例えば本年度は視聴覚等)を,要望を集約することで決めて購入計画をたてております。
・帳簿上現有であっても使用頻度の低い物や,使える物であっても古い形式の物については廃棄手続きを取り,台帳の整理を行う。
・前年度予算要求をしたものについてしか予算配当されないので,購入計画を立てる必要性がない。
・毎年備品整理を行い、現有備品及び廃棄すべき備品の把握をしています。
 教科主任の先生から欲しいものをあげてもらい、校長・教頭と話し合い購入すべき順番を決めています。
・予算要求の時点でかなり厳しくヒアリングをうけるので,校内で厳選し要求し,その中で認められた備品の購入しかできません。
・本町では、前年度申請翌年度購入のため、必要備品について、理由をしっかり持った上で申請する。そのため、申請担当者が転勤しても、後任者が意図を汲んで使用にあたることができる。
・近隣の学校間で融通できるものは無いか事務研等で情報交換を行って。
 貸借を行ったり保管替えの手続きをする。
・備品整理時に各教科で備品の次年度要求も視野に入れ、実施してもらっている。
 要求された備品は、生徒や授業で必要とするなどの優先順位を、管理職・教務主任・研究主任と話し合いを持ち、計画を立てている。
・備品整理を行って在庫状況を確認する。
・事前に台帳の確認。
 少額なので、各教科ほぼ1品に限定。
 数量の多い物は複数年度にまたがって購入。
・在庫備品の確認。 会議での話し合い。(本当に必要なもの)
・少ない予算であるため、学校全体としての優先順位を検討してもらうようにしている。
・希望調査の際 備品台帳も一緒に配布している。
・各教科から優先順位をつけた希望を提出してもらい 教頭と事務職員で案を作成し運営委員会に提案し協議 修正し職員会議において決定する。
・全職員に購入希望用紙を配布し募る。
・教員への希望調査を行い、その物品を在庫、指導要領等と照らし合わせる。
 また、その教員だけの主観になっていないか、話し合う。(校内予算委員会があります)
 しかし、現在の町教委では,備品要求→学校 備品購入→町教委で購入が10月~12月なので,たいがい当年度は使用できず,次年度を見込んで計画を立てています。
 即戦力(?!)にならなくて困っています。
・本当に必要なものなのかを職員に説明してもらっている。
・希望をとり、具体的にどの程度必要なのか…等各担当に聞いた結果を予算委員会で報告して購入する備品を決定している。
・常に先生方と情報交換し、必要な物を把握する。
4-2 備品購入計画の際にはどのような工夫をされていますか(2)
・1 現有数の確認。
 2 年間を通して必要物品メモを作成。
・在庫している備品を事前に把握する。 
 先生方の意見から重点購入備品を決め,それに基づいて購入する。
・職員からの要望を取りまとめる際,あれば便利等の要求はカットし,是非ほしい,支障を来たしている備品のみを希望調書に順位を付けて記載してもらい,必要なものを最小限に絞り,計画をしている。
・教科主任等の要望。
・備品整理時と次年度予算要求時に確認を行っている。
・必要性の高いものを最小限で計画するようにしている。
・在庫している備品を事前に把握する。全職員の希望を聞く。
・学習指導要領に沿った必要備品の購入。
・備品の充足率や過去の整備状況を確認する。
 関係職員と打合せし、必要な備品を確認する。
・学習指導要領によって授業で必ず使用するものを優先し、購入準備を進めている。
・必要性。
・管理職及び学年主任が集まる会議で,職員から出た希望備品を一覧にして提示し,優先順位をつけて,予算要求に反映させている。
・職員から希望を取る。ただ、なかなか希望調べを提出しないので個人ごとに話をする。
 (回答者が)旧古川市から転勤してきたので備品の予算があることに驚いている。
 予算要求すると、結構予算がつく。
・前年度予算要求の際に教科毎に購入希望の備品等を調査しているが、当該年度にもう一度、今現在何が一番必要なのか再調査を行って購入計画を立てている。
・あらゆるカタログを見比べる。
・指導要領が変わるたびに備品なども変わり,物によっては数年でまたすぐ更新となったりします。そのつど対応するもの難しいです。教科に偏らないように計画しています。
・使用する頻度を考慮し、購入したあとどのくらい使用するかを確認してリスト作りをする。
・必要性の高い物を仕様に選んで購入するようにしている。(使いやすさも基準にする)
・教科担当から要望があれば出してもらい、それを市に予算要求している。
・備品の在庫と共に修繕の必要な物がないか確認してもらう。
・現在の備品を確認する。
・各教科等担当者からの,購入要求書に基づき,学校としての優先順位を着ける際の相談と判断に苦慮する。
・元々の予算配当金額が大変少なく,要望された物品を購入することが不可能な場合もある。予算額を示し,予算内で必要なものを要望してもらうようにしている。
・夏季休業中に備品整理をし、事前に必要物品を把握した上で購入計画を立てる。それから、町内で連携し、貸し借りで対応できる物品については要望しないようにしている。
・予算要求時に備品の要望を提出し,翌年度購入することになります。
年々予算が厳しくなってきています。予算要求時に在庫備品(現有)を確認し,更新の必要な備品等を含めて計画します。来年度小学校では教科書が変わるため、新たに必要となった備品等も確認してもらいました。
・全職員に授業や行事を行う上で必要となる備品のアンケートを取り、購入計画をたてている。その上で校長、教頭と打合せを行い購入する物を決定している。(ただし購入の手続を行っているのは町教委なので学校の希望どおりにいかないこともある。)
5 学校配当予算の(校内における)配分額決定方法について
担当者からの要求 17 22.7%
前年度実績 32 42.7%
配分はしない 24 32.0%
その他 2 2.7%
・予算要求書の提出を求めているが,提出されない。行き当たりばったりの支出を余儀なくされている
・配分する細節としない細節があります。
・要求と前年度実績を勘案し、関係職員の意見を参考に配分を決定。
◆前年度実績を参考にすることが多いだろう。
 ・前年度実績 42.7%
 ・配分なし   32.0%
 ・3-1 学校行事の予算配分なし 13.6%
◇予想通り前年度実績が多い。また学校行事以外の配分を行っていないところも多い。
6 学校財務・学校予算についてお考えのことをお書きください(1)
・昨年度から入ったコンピュータ関係ですが,プリンタのインクが半端無く使用するので,情報教育消耗品で購入するのも限界があり、どのように配当額を決めているのか,疑問に思う。
 配当額の2倍のインクを実際使用することになるが、少ない予算をやりくりするのが大変です。
・費目間の流用がもっと自由になると使いやすいと思う。
・予算が削減されている中でも、支出額は減るわけでもないので苦しいです。
・前年度実績に基づいた配当になりやすく,各学年,教科の細かな要望等を吸い上げて予算編成を行わなくてわならないと感じております。
・市町村によって児童生徒の教育に使える予算額が異なるのはおかしいと思う。
教育の機会均等を謳いながら国庫補助が減らされて市町村毎に予算格差が広がる(たぶん)のはこれに逆行することだと思う。
・需用費の消耗品費が年度当初の配当の時点で,今後の不足が見込まれるほどの少ない額の予算配当となっている現状はいかがなものかと思う。
・学校の予算はその市町村によってかなりの違いがあります。
 節約をしても印刷をする紙が買えないくらいの予算しかないところもあるので、異動したときには早めに当初から計画を立てて使っていかなければならないと思います。
・厳しい財政状況から新たな事業の予算の増加にはかなりの説得力が必要である。
 配当予算は支出が硬直化しており,この中での融通を利かせることは難しい。
・予算ありきではなく、準備物を考慮して予算を組み立てることの重要性を、より深く認識する必要があると感じています。
・柴田町は予算編成に総額裁量的な手法を取り入れており(2年目)ある程度、学校の自由が認めらているため計画的な予算編成がなされる環境にあると思う。
 逆にいえば計画性が学校に無ければ予算編成が偏るようなことも起こる。
・当町は、予算要求が、「総額裁量制」となっており、予算についてはしっかりと向き合える環境だと思ってます。
 ですので、先生方には、「必要なものは必要として、遠慮なく要望して下さい。ただし、無駄なもの・不必要なものは、減らす努力を最大限にお願いします。」と言っています。
大事な予算を、大切に有効的に使えるよう、学校全体に浸透できればいいなぁと考えています。
・もっと学校裁量で使えるような予算がほしいです。
・校内予算編成・校内配分の必要性は感じるが,それを行う時間的余裕がない。
・市費について流用できないことに不便を感じます。
 例えばゴミ処理代が減ったために先生方にゴミの分別、私用ゴミの持ち帰りなどお願いして減らしてもらっています。
 おかげでだいぶ減りましたがその余ったお金はそのままで使えない。
 消耗品にでも流用できたら何か先生方へ還元できるのにと考えます。
・限られた予算枠の中で、学校教育環境の整備・充実のために、有効な活用ができるように見直しをしていきたい。
・町からの配当は基準に沿って計上されていて 基準外の計上については理由を記しています。大幅な変更は難しいが教育委員会は協力的であります。
・学校予算(私費・公費両方)に関して,教職員だけでなく保護者。子どもたちにむけても何らかの形で発信する手立てを考えているところです。
6 学校財務・学校予算についてお考えのことをお書きください(2)
・毎年,公費予算の削減を迫られている。
 私費会計も生活保護家庭・就学援助費受給家庭の増加を考えると,尚一層の軽減を図っていかなければならないと思う。
 教員も意識しているようだが,実際になるとまだまだ無駄があると思う。積極的に働きかけていきたい。
・校内の職員・担当者に予算配分をする意義は理解できるが,予算消化の為といった具合に必要性に疑問符の付くものを購入するといった無駄が生じないだろうかというジレンマも感じる。
・予算の積算方法が、生徒の人数割りの部分が多く、小さい学校は苦しく、教育委員会に訴えてもなかなか変えてもらえません。
 そのため必要経費だけでいっぱいになってしまい行事ごとには配分できない状況です。
・その自治体によってこちらの動き方が違ってしまうのでなんとも満足のいくようにはできていない。
 学校側の意識の変化も大切だが自治体がどう考えてくれるかのほうが大きいと感じている。
・七ヶ浜は、前年度に要求した備品以外は原則購入できない。
 担当者が変わったとか、そういう理由で変更すべきでないという考えは納得できる.しかし、あまりに融通が利かず、学級増に対する別枠予算もないので,学級が増えた今年は大変だった。
 消耗品と印刷製本費の流用なども出来ない。通信票を印刷会社に頼む学校もあれば、パソコンで印刷したい学校もあり、その様な学校毎の要望や特色を反映させることは出来ないのは残念である。
 教育委員会に学校出身者や教育関係者がいないので七ヶ浜は学校の思いなどを伝えるのが大変である。
・教育職員に予算なくして事業無しの意識が低く,知らぬ間に計画が進み,最後に「予算は?」となってから相談されることが多く困ったものだと感じる。
・公費については,毎年,予算残があれば吸い上げられ,来年度の予算に影響を与える仕組みになっていると思うが,年度ごとに使用する予算が違うので,それに合わして予算を計上してほしい。
・もっと計画的に執行できるよう努力する。
・全体的に少ない。
・とにかく大郷町はお金もないし、学校統合の話も出てきているので、予算要求をしても配当予算が少なく毎年執行に苦労している。
・教材備品の予算はあるが、校長決裁で購入できないため予算を有効に使えないところがある。校長の決裁限度額を増やしてほしい。
・備品の購入について,前年度要求した備品の確認が年度当初にあり,納品されています。
 そのため年度途中で,備品の破損等で必要備品が出てもなかなか購入できず,次年度に回ってしまうことが,何度かあります。
 校内である程度自由に使える予算があればいいな・・・と思います。
・学校予算や配分等を職員へ周知することが大事だと思います。
 学校行事や教科等にいくら使われているか、全体の何割がそれに使われているか、生徒1人あたりの経費や学校1校あたりの経費などの情報を、提供することが必要だと思います。
 (今年度は、正直できていないが、次年度は早い時期に提示できるよう準備していきたい。)
6 学校財務・学校予算についてお考えのことをお書きください(3)
・年度当初に年間の校内予算配分を示し、年度途中にも執行状況を示すことが、全職員の希望を反映し、かつ効率的な予算執行につながると思います。
・必要経費を計上しても公費は、一律カットされる現状。
 保護者負担軽減につなげたい気持ちはあるが、財政課でヒアリングなしにカットされると学校側としてはどうにも対応できない。
・財政が苦しいからとあきらめてしまってはいけない。
 市教委に粘り強く要求することが必要。
 不況の世の中であるから父兄負担の軽減が必要。
・事務職員や管理職だけではなく,他の職員にも分りやすく学校予算の中身を説明し,情報を共有できれば,無駄遣いや不公平感がすくなくなるのではないかと考えています。(方法は模索中。説明の時間がない・・・のが悩み)
・当色麻町は、町教委に要求すると対応してくれる。前の(勤務先である)大崎市(旧古川市)は、まったくだめだった。市町村の格差は、相当ある。
・現在どこの市町村も非常に厳しい財政状況にあると思う。
 少ない予算をいかに効率的に活用して子ども達の豊かな教育に役立てることができるかが重要だと思う。
・予算要求をするよう働きかけているがなされない。 
 教育計画作成をはじめ多くの教育活動における内容は,生徒、教師へのアクションのみで財務内容(ひと・もの・かね)は,考慮している内容になっていない。
・年々予算が削減されていく中で,予算をかけるところ,削減するところの区別が難しいと思う。
 それぞれの考え方に違いがあり,どこで意見を一致させて取り組むかが大変になっている。
・計画と実態の比較が大切だと思います。ただ当校では年間計画を作成しても役に立ちません。
 むしろ教員の混乱が増してしまうのでその都度運用の見通しを説明するようにしています。
・本校では生徒指導等の問題があり,修繕等に大きく予算が割かれるため,計画的な予算配分は難しい状態である。
・保護者負担の軽減を図りたいとは、考えている。
・公費と私費のバランスと私費の支出内容に学校事務職員としても目配り,気配りが必要である。
・市(県)からの予算配当額が前年度実績(あるいはマイナスでの配当)となっており,校長あるいは教科担当などが授業・学校行事等で新たにやりたいことを実現することが困難になっている。
 学校独自の予算など,必要な金額を申請し,査定などを経て配当する等工夫する余地はあるように感じる。
・地区事務研での活動により、公費・私費についての理解が深まり、様々な面で生かせるようになってきた。
保護者の集金滞納の陰には集金額の増大なども影響していると思うので、すべての面で経費削減をしていきたい。
・年々予算が厳しくなってきている状況で、先生方の要望に対応できないことも時々あります。(自腹で購入しているようなときもあります・・・。)
 先生方と協議しながら,出来る範囲で対応しています。今のところ、教育課程の実施に向けて積極的に関わっているとは言えません。今後の課題です。
7 「学校財務ウィーク」をご存知ですか
取り組んでいる 3 5.0%
知っている 13 21.7%
知らなかった 44 73.3%
◆宮城支部の会員は会員数が少ないので,取組等は少ないだろう。
 ・取り組んでいる     5%
 ・知っている    21.7%
◇予想通り,取組等は少なかった。
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